県庁ロビー展 概要
千葉県を中心に第一線で活躍する作家の作品を、千葉県庁本庁舎1Fロビー、美術品展示コーナーで展示しています。
令和6年度はその第71期から第76期にあたり、2か月ごとに部門を替えて紹介するほか、第74期では、令和6秋に開催される第73回県展(千葉県美術展覧会)における公募作品の中から、各部門トップクラスの受賞作品を展示します。
本県が誇る、優れた作家たちによる選りすぐりの作品を、どうぞお楽しみください。
期日 | 令和6年5月~令和7年4月 月~金 9:00~17:00 |
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場所 | 千葉県庁本庁舎1Fロビー(美術品展示コーナー) |
令和6年度 出典作家一覧
【第73回県展入賞者 日本画】令和6/2024年11月1日~28日(前期)・12月1日~26日(後期)
前期:11月1日~28日 県展賞「百花繚乱」 豊田 弘道(準依嘱)
今回の県展賞は準依嘱の中で優れた作品が多くあり、多くの作品を決選投票の結果決まりました。その中でも沢山のお花を丁寧に描いて、色彩の美しさとバランスが良く、強弱の付いたバック等みる人を楽しく、その空間にいれてくれます。今後も期待しています。
(中村 寛治)
後期:12月1日~26日 県美術会賞「雪解けの街」 中村 一三(会員)
都会の夜景を限られた画面の中に構図良し!濃淡の表現も良く、水墨画として面白い。しっかりした作品である。
(北村 珠恵)
後期:12月1日~26日 知事賞「Paradiso」 田中 夫実子(公募)
わぁ何これ、まるでパズルの謎解きのようです。既存の日本画には見られないモチーフです。いろいろなカラフルな色合いで不思議な世界に迷いこんだ現代アートな作品にまとまっています。これから先の作品を楽しみにしています。
(今井 晶子)
前期:11月1日~28日 県議会議長賞「緑光」 田代 歩(会員)
夏の朝の風景でしょうか。涼しげな光を浴びながら人物も穏やかな空気感を出しています。筆のタッチも丁寧で緑の色調もやわらかくできました。人物がもう少し描きこんであればしっかりした作品になると思います。
(佐藤 美和子)
【第73回県展入賞者 洋画】令和6/2024年11月1日~28日(前期)・12月1日~26日(後期)
前期:11月1日~28日 県展賞「眠る公園」 生田 裕人(準依嘱)
都会の夕ぐれの中、孤独な少女がカバンを放置し寂しく遊びたいと訴えている様子が見える。モノクロだけで感じさせている。空気感、奥行きが表現されデッサン力のある作品です。
(岩田 博)
後期:12月1日~26日 県美術会賞「匝瑳の神社」 小野寺 弘孝(会員)
竹林の木洩れ日の光がリズミカルに投影され音楽を奏でている。柔らかな陽射しが画面全体に優しく広がり鑑賞者を穏やかな気持ちにさせて、時間がゆったりと流れている感覚が伝わってくる。左端の黒い老木もアクセントになり効果的である。
(中島 敏明)
後期:12月1日~26日 知事賞「力溢れる季」 岡 俊江(会員)
作品の前に立つと、先ずダイナミックな力強い構成に圧倒される。的確な描写力に加え主題に迫るデフォルメを行う等、確かな力量を感じる。また、トマトの青い実から熟れた赤への諧調も美しく、作者の感性の豊かを感じさせる作品で秀作である。
(濵田 清)
前期:11月1日~28日 県議会議長賞「気底III」 勝間 憲一(会員)
表現技法としては、デジタル版画である。高度な技術力を感じる作品です。暗い画面であるが、地底から立ち上がる生命力が伝わってくる秀作である。
これから更に表現の巾が広がっていくのに期待しています。
(齋藤 寅彦)
【第73回県展入賞者 彫刻】令和6/2024年11月1日~28日(前期)・12月1日~26日(後期)
前期:11月1日~28日 県展賞「風に揺れる喜びたち」 羽室 陽森(準依嘱)
磨かれた石材を土台として、ブロンズ鋳造のレリーフが「生える」ように設置され、景色を成している。秋の風に舞うススキの穂がモチーフなのだろうか。道端の風景からイメージを膨らませ、多様な素材の魅力を引き出し、作家独自の世界にまとめ上げた秀作である。
(岡野 重義)
後期:12月1日~26日 県美術会賞「風薫る」 加藤 史郎(会員)
寄せ木木彫作品で制作の方法を独自に工夫した秀作です。直彫りで直接デッサンをしながらプロポーションをとる難しい方法ですが、見事にバランスよく彫り上げられています。寄せ木・直彫りを強調すると更なるオリジナルの木彫世界が広がっていくと思います。
(堀内 秀雄)
後期:12月1日~26日 知事賞「古代の記憶」 石川 実(会員)
「古代の記憶」とは遺跡からの人体の想像と思われます。人間の頭のかたまりを石膏と布とを用いて強く、重々しく今にも息をふき返しそうな感じと、重みを感じました。ずしりと感じる力強い作品です。
(渋谷 三朗)
前期:11月1日~28日 県議会議長賞「たおやかに」 辻 龍起(会員)
今回の作品は石膏座像の小品です。以前からよく作品を見ていますがフォルムがしっかりしていますし、丁寧な仕上がりで好感が持てる作品です。これからの作品も楽しみにしています。
(小比賀 強)
【第73回県展入賞者 工芸】令和6/2024年11月1日~28日(前期)・12月1日~26日(後期)
後期:12月1日~26日 県展賞「紬織着物青き踏む」 近藤 好江(準依嘱)
能装束や狂言装束など江戸時代の小袖に多く見られる模様の取り方ながら肩と裾にはザクロで染めたグレーの縦絣でぼかし織を施し網代文様か風車のようにも見える緑の濃淡は規則的な縦緯絣を入れた高度な技巧が見る者を感嘆させる晴れやかな紬織着物である。
(松原 伸生)
前期:11月1日~28日 県美術会賞「音殻」 伊藤 みちよ(公募)
とても印象的な造形、美しく優しい色合い。訴える力の強い完成度の高い作品です。陶芸として、とても難しい形状ですがそつなく見事に造り上げています。
今後もすばらしい作品を期待しています。
(清野 一郎)
前期:11月1日~28日 知事賞「ある日の海」 川瀬 修平(公募)
色と形態に新鮮さを感じた。白化粧を施した地の櫛あとと梨灰と藁灰を使用した釉薬での丸いパターンが作品に変化をつけ見ていて飽きない。魅力的な作品になっている。
(利倉 栄子)
後期:12月1日~26日 県議会議長賞「掻落し幾何文大鉢」 飯塚 勝康(公募)
作者が一貫して追求してきた文様は綿密に計算され形とうまく調和している。緊張感の中に暖かさも感じられ味のある作品に仕上げている。
(唐木 尚勇)
【第73回県展入賞者 書道】令和6/2024年11月1日~28日(前期)・12月1日~26日(後期)
後期:12月1日~26日 県展賞「李羣玉詩」 原田 兆祥(準依嘱)
ゆったりと大らかに書きながら不思議とうるさくなく余白の白が美しく見える作品だ。横への動きを生かしセーブしながら墨をコントロールしていく技術は見事。作品に込められた若さを失うことなくとことん古典を学んでいって欲しい。
(高木 厚人)
前期:11月1日~28日 県美術会賞「山里の外面」 冨本 琇瑩(会員)
漢字と仮名の調和が作者の腕の見せ所で、線の太さ、墨量、潤渇の変化、縦長の字形により躍動感がある作品となり爽快感に溢れ、見応えのある作です。
(飛田 冲曠)
後期:12月1日~26日 知事賞「韋應物詩」 川島 香竟(会員)
韋應物詩を小字単体でまとめる。楊峴の書法を巧みに使い一字一字丁寧に仕上げた。落ち着いた作で安定感があり余白も見事に美しく上々の作である。
(宮負 丁香)
前期:11月1日~28日 県議会議長賞「漢詩二首」 米山 玄穹(会員)
線の切れ味が素晴らしい。淀みなく筆が運ばれ最後までつき進む。行間のとり方も絶妙で白が美しい。
(福田 鷲峰)
【第73期 彫刻】令和6/2024年9月・10月
酒井 良
- 新制作協会会員 新作家賞2回受賞
- 第1回現代日本具象彫刻展 大賞受賞
- 千葉県立青葉の森公園彫刻の広場に作品設置
- 千葉県立美術館の庭に作品設置
- 千葉県展 知事賞2回、文部大臣奨励賞、県展賞を受賞
- 現在 千葉県美術会常任理事
〈作品解説〉「シリーズ鳥(存在)」
「星と森の詩美術館」から出品の依頼をいただいた。はじめての美術館だったので「星と森と詩」という言葉から広い空間と大きな樹木、そこで生活する命あるもの達の日々の営みを空想し、そこから生まれた形をイメージの象徴として鳥というタイトルにした。
吉原 和夫
- 1950千葉市生まれ
- 1974東京造形大学彫刻専攻卒業
- 1977千葉県展美術館長賞受賞
- 1979千葉県展県議会議長賞受賞
- 1982
1986新制作展新作家賞受賞 - 1984
1987文化庁選抜現代美術展出品 -
現在
千葉県美術会常任理事
新制作協会会員
〈作品解説〉「夏を待つこころ」
強い制作意図を持っていない習作ですが、力みが消えゆったりとした作品に仕上がりました。
岡野 重義
- 1946千葉県成田市に生まれる
- 1968千葉大学教育学部卒業
- 1975第49回国画会展新海賞受賞
- 1976第50回国画会展新人賞受賞
- 1976文化庁主催現代美術選抜展招待出品
- 1977第1回千葉県秀作美術展招待出品
- 1985
1998現代日本具象彫刻展出品 -
現在
千葉県美術会常任理事
国画会彫刻部会員
〈作品解説〉「ある記憶 '15」
浮世絵版画(特に春画)やクリムトなどの官能美をテーマとした肉体表現を、積極的に彫刻フォルムに取り入れた。
今後、仏像の中にある風格ある色気、土偶の生命感など盛り込んで、自分でテラコッタ表現を深めたいものだ。
堀内 秀雄
- 千葉大学教育学部美術科卒業
- 筑波大学大学院芸術研究科修了
- 千葉県展 市長賞、美術館長賞、美術会賞、県展賞を受賞
- 名古屋短期大学教授
- 1985
1986日本彫刻会 日彫賞受賞 - 1997
1999日展 特選受賞 - 白日会 白日賞、会友・準会員奨励賞、吉田賞を受賞
- 東京成徳短期大学特任教授
-
現在
千葉県美術会常任理事
日展特別会員
日本彫刻会運営委員
白日会常任委員
〈作品解説〉「時を奏でる」
芸術作品の表現には、彫刻としての立体造形の美しさと、表現としてのテーマ性が共存するものと考えます。今回「奏でる」をテーマに量感、空間感、動静、存在感などの彫刻の造形性を用いて、自身の思想信条を謳いあげることの意味と価値を形に託してみました。
バイオリンを使って自身の感情を音に表していこうとする女性の凛とした姿を、テラコッタの天然素材を用いて形にしてみました。
石橋 亘
- 1947千葉県旭市生まれ
- 1972東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業
- 第31回千葉県展 知事賞受賞
- 第36回千葉県展 県展賞受賞
-
現在
千葉県美術会常任理事
習志野市美術会副会長
日本美術家連盟会員
千葉県歩会彫刻展会員
〈作品解説〉「楞環(ろうかん)」
材質は花崗岩。石材としては御影石と呼ばれています。台座は白御影石、作品は赤御影石を使用しました。
題材の楞はとがっている、いきおいがありひときわ角だつ等の意味があります。環はたまき、わ、めぐる等の意味があります。
廣川 政和
- 福岡県北九州市に生まれる。
- 千葉大学教育学部卒業
- 千葉大学大学院教育学研究科修了
- 1992千葉県展 文部大臣奨励賞受賞
- 2003千葉県展 県展賞受賞 他
- 2011
2014日展 特選受賞 - 2010日本彫刻会 優秀賞受賞
- 2011日本彫刻会 日彫賞受賞
- 2018日本彫刻会 会員賞受賞
- 2021北村西望賞受賞
-
現在
千葉県美術会常任理事
千葉市美術協会理事
日展会員
日本彫刻会運営委員
〈作品解説〉「時の果実-和-」
家族の形は時の中で変わっていく。思い出や日常の小さな出来事を集めて「あたりまえのことが、あたりまえのにあること」の尊さを考えた。
過ぎてゆく「時」を刻むように家族の群像を形にしてみたいと思った。
安田 操
- 1948埼玉県生まれ
- 1991国民文化祭ちば 奨励賞受賞
- 1994千葉県展 知事賞受賞
- 1995千葉県展 美術会賞受賞
- 1996千葉県展 県展賞受賞
- 2005一陽展初出品 青麦賞受賞
- 2005~歩会会員
- 2006一陽展特待賞受賞
- 2008一陽展会友賞受賞
- 2008千葉県展第60回記念賞受賞
- 2010損保ジャパン美術財団奨励賞受賞
- 2012一陽展会員賞受賞
- 2012損保ジャパン選抜奨励展オーディエンス賞受賞
-
現在
千葉県美術会常任理事
千葉市美術協会常任理事
一陽会委員
〈作品解説〉「はるかな子守歌」
何億年か長い年月を経てきた石に鑿(のみ)を入れる瞬間はとても厳かな気持ちになる。この大理石はポルトガル産のピンク色ということもあり、はるかな年月を母と子の繋がりと重ねて表現出来ればと思った。
【第72期 洋画】 令和6/2024年7月・8月
濱田 清
- 1970千葉大学教育学部美術科卒
- 1976一陽展初出品以降、一陽賞、特待賞、野問賞、安田火災美術財団奨励賞
- 1980埼玉新しい美術の祭展コンクール部門 優秀賞・M氏賞
- 1982安井賞展(第25、26、27、28、29、31回展)
- 1983第6回日伯現代美術展 日伯賞(同7回展)
- 1984明日への具象展招待出品
- 1985第8回日仏現代美術展受賞
- 1991浅井忠賞展、福島の美術家たち展
- 1994房総の美術「昨日から明日へ」展
- 2007千葉県教育功労賞(芸術・文化)
- 2012富里市芸術鑑賞事業「濱田清の世界」展
- 2013公募団体ベストセレクション展
- 2022千葉市教育振興財団・市民ギャラリーいなげ企画「濱田清の世界」展
- 2023SGT美術館企画「濱田清の世界」展
- 2024菱川師宣記念館企画「濱田清の世界」展 10月1日(火)~12月1日(日)予定
竹久 秀樹
- 1950千葉県生まれ
- 1970光風会展受賞
- 1983安井賞展
- 〃光風会会員賞受賞
- 1994房総の美術 ―昨日より明日へー
- 〃金山平三展
- 2001光風会展 文部科学大臣賞受賞
- 2002日展特選 ‘05(2回)
- 2010日展審査員(4回)
- 2016公募団体ベストセレクション美術2016展
-
現在
日展会員
光風会理事
千葉県美術会常任理事
作品解説
画室の窓辺の壁に白布を下げて自然光で描きました。コスチュームはモデルに合わせて、私のデザインでオーダーしました。2005年の日展特選受賞作品です。
中島 敏明
- 1948福島県南相馬市生まれ
- 1972第57回二科展初入選(以後毎年出品)
- 1973若潮国体芸術展受賞
- 1974二科千葉支部展同人努力賞、全日本美術協会展佳作賞
- 1975第60回二科展特選受賞
- 1976第28回千葉県展知事賞受賞
- 1989第41回千葉県展県展賞受賞
- 1994第79回二科展二科賞受賞
- 1996第8回国際美術大賞展大賞受賞
- 2002第87回二科展内閣総理大臣賞受賞
- 2008千葉県美術会60回記念展記念大賞受賞
- 2016千葉県教育功労者芸術文化部門受賞
- 2023紺綬褒章受章
-
現在
公益社団法人二科会 常務理事
千葉県美術会 常任理事
田辺 知治
- 1952千葉県松戸市に生まれる
- 1971市川学園高等学校卒業・青砥近代造形学園(1969~71年)
- 1973髙田誠先生に師事
- 1974一水会展初入選
- 1975武蔵野美術大学卒業 日展初入選
- 1980一水会展一水会賞受賞(以後計7回受賞)
- 1981日展特選受賞(1993年 特選2回目受賞)
- 1983日伯現代美術展最優秀賞受賞・安井賞展出品
- 1997千葉県展審査員
- 1999日展審査員(以後計5回審査員)
- 2012千葉県美術会常任理事、日展評議員
- 2015酒々井町より感謝状、東光会展大臣賞選考委員(2回)
- 2019千葉県教育委員会より表彰状
- 2020酒々井町より表彰状
- 2021酒々井町寄贈作品展(酒々井町主催、一水会展、日展出品作品中心に)
- 202310月21日~2024年2月11日 勝浦SGT美術館にて個展
- 2024県庁ロビー展
- 202411月1~3日 八街市中央公民館展示(大作中心に)
-
現在
日展特別会員
一水会委員
千葉県美術会常任理事
千葉市美術協会理事
齋藤 寅彦
- 1950秋田県生まれ
- 1973旺玄展新人賞受賞
- 1979旺玄展文部大臣奨励賞受賞
- 1981安井賞展(1984年、1990年)
- 1981東京セントラル油絵大賞展(1983年)
- 1983昭和会展(1985年、1987年、1989年)
- 1984浅井忠記念賞展優秀賞受賞
- 1989現代日本美術展(1992年)
- 1997安田火災美術財団奨励賞展新作秀作賞受賞
- 2007小磯良平大賞展
- 2016秋田県近代美術館主催2016コレクション展 第1期齋藤寅彦(時の跡)展開催
-
現在
一般社団法人旺玄会理事長
千葉県美術会常任理事
作品解説「時の跡.TETORA」
未来を見据えた青年を主題に、海(消波ブロック)を背景に描いたものです。
海釣りに出掛けると海外でイソヒヨドリの鳴き声が聞こえていたが、最近は町の高層ビル等で見かけるようになった。海岸では棲みづらくなったのだろうか。
フィルムに残された過去、海の現在、青年の未来をテーマに画面内で構成してみました。
金谷 ちぐさ
- 北海道生まれ。女子美術大学絵画科洋画専攻卒業
- 1975女流画家協会展出品~1977年、1994年より毎年、受賞4回
-
1993
千葉市展出品 以後毎年、受賞3回
千葉県展出品 以後毎年、受賞4回 - 1997春陽展出品 以後毎年、受賞5回
- 2001文化庁第34回現代美術選抜展出品
- 2006個展、以後2007年、2010年、2014年、2018年、2022年
- 2009第28回損保ジャパン美術財団選抜奨励展出品
- 2015公募団体ベストセレクション美術2015出品
- グループ展多数
-
現在
春陽会会員
女流画家協会委員
日本美術家連盟会員
千葉県美術会常任理事
千葉市美術協会理事
作品「光のある場所」について
部屋に置かれた布と水の入ったガラス器。物体と私をつなぐのは光です。反射し、透過し、散乱する…そのイメージが私を揺さぶります。見えているのはただ、光の当たった物体。でも光は真実、あるがままです。だから私には、私の内面が物体の本質につながっていると思えるのです。そんな気持ちで、光の示すままに目の前の物体を描いています。
久保 博孝
- 1951東京都出身
- 1975多摩美術大学卒
- 1984現代洋画精鋭選抜展金賞
- 1985浜松イメージコンクール優秀賞買い上げ
- 1987日仏現代美術展ソワール賞1席
- 1989人間賛歌大賞展優秀賞買い上げ
- 1998北の大地ビエンナーレ佳作賞
- 2002一水会展新人賞
- 2011日展特選(‘13)
- 2012一水会展有島生馬賞
- 2013 〃 小山敬三賞
- 2018 〃 会員佳作賞
- 2017日展審査員
-
現在
一水会会員
日展会員
千葉県美術会常任理事
八千代市芸術協会会長
作品スタイル
人形を主役に静物画「獺祭図」シリーズ、印旛沼をライフワークとした静謐な風景を描いています。
岩田 博
- 1977第62回二科展初入選
- 1978第30回千葉県美術会展初入選
-
現在
公益社団法人二科会 理事
千葉県美術会 常任理事
日本美術家連盟 会員
野田美術会 委員
作品について
烏賊の皮膚は色素細胞が沢山並んでおり、興奮状態や周囲の環境によって体色を自在に変化させることができる仕組みに魅了されて創作しています。しかもその変化はまるで水にインクを垂らしたかの如く、瞬時に色素細胞が分裂、増殖するように蠢いている。その蠢く細胞の面白さを表現してみました。
斎藤 幸子
- 1971第25回女流展初入選~‘81迄
- 1975第30回行動展初入選(奨励賞、会友賞、‘94会員推挙、会員選抜展3回)
- 1971第1回野田美術展~
- 1993第45回県展・知事賞(‘94会員推挙、審査委員3回、選抜展3回)
- 2007詩画集「WILL」出版
- 2010エルミタージュ美術館学芸員アレクセイ・ボゴリュボフ氏と国際TV電話対談
- 〃エルミタージュ美術館学芸員・画家イリヤ・アンドレツォフ氏と二人展
-
2014
画集「At The Moment」出版
海外展(’04、’06、‘11中国 ’07イタリア ‘09オーストリア ’10ロシア ‘11ロシア・眞リエル共和国 ’14、‘15フランス ’23モンゴル) -
現在
行動美術協会代表
日本美術家連盟会員
千葉県美術会常任理事
新モンゴル学園芸術親善大使